労基署業務の民間委託案に厚労省が難色 (2017年3月21日)
政府の規制改革推進会議が、労働基準監督署の業務を一部民間に委託する検討会の初会合を開いた。残業規制の強化に伴う労基署の人手不足を解消するのがねらいで、6月の答申に委託解禁を盛り込む予定。会合では社労士などへの業務委託が提案されたが、厚生労働省は「複雑な仕事」などとして難色を示した。
雇用保険法、育児・介護休業法等改正案が審議入り (2017年3月13日)
2017年4月からの雇用保険料の引下げや育児休業期間の最長2年への延長などが盛り込まれた「雇用保険法等の一部を改正する法律案」が、衆議院本会議で審議入りした。今年度中に成立の見通し。
残業上限規制「月100時間」で労使合意の見通し (2017年3月13日)
働き方改革の柱として政府が検討している「残業時間の上限規制」をめぐり、繁忙期の上限を「月100時間」とし、5年後の見直し規定を設ける方向で経団連と連合が最終調整に入ったことがわかった。また、「勤務間インターバル規制」については事業主に努力義務を課すよう法律に明記することで合意する見通し。
「企業主導型保育所」の安全確保指導強化へ 内閣府 (2017年3月13日)
内閣府は、企業主導型保育所(認可外)の安全体制を確保するため、今年4月から指導を強化する方針を明らかにした。職員の配置状況や事故防止策などが適切かどうかを年1回点検し、抜き打ち調査も実施する予定。
受動喫煙対策の原案を公表 厚労省 (2017年3月6日)
厚生労働省は、受動喫煙対策を盛り込んだ健康増進法改正案の原案を公表した。多数の者が利用する施設等の一定の場所での喫煙の禁止等を義務付ける内容で、違反者に対しては勧告や命令等を行い、従わない場合には罰則が課せられる。